奇妙な飛び方をする対戦車ミサイル、ERYXの動画です。
ERYXはフランスとカナダが共同開発した、いわゆる第三世代の対戦車ミサイルです。
第三世代というと、アメリカのジャベリンミサイルとかと同じ世代の対戦車ミサイルとなります。
誘導方式はSACLOSといい、すなわち半自動指令照準線一致誘導方式……ようするに有線ミサイルです。
発射後、加速してゆくソフトランチという方式のミサイルで、最高速は秒速245メートルに達します。
ジャベリンと同じく、戦車や装甲車両から、塹壕や建造物、果てにはヘリコプター相手まで幅広い用途を持ち、とくに市街戦で高い効果を発揮するようです。
風船に穴をあけたみたいな、奇妙な飛び方ではありますが、これがなかなか良く当たるらしいです。
開発社であるイギリス・MBDA社の行った試験では、7000回の実射のうち95パーセントが命中しているそうです。
というか7,000回の実射って…。対戦車ミサイルって、一発何ン百万とかするんですぜ。いったいおいくらかかるんでしょうか。
一発300万円と仮定したら、7000発で210億円ですか。
こうゆう戦争道具の話の時に、お金を持ちだすのはヤボかとも思いますが、でも何百万円をボシューっ! って飛ばして、どかーん! ですよ。ハハハ
車一台買えちゃう値段の花火を飛ばしてまで、戦わなきゃいけない敵がいますでしょうか。僕にはいません。